朝イチで+5pips取ってドヤ顔してた数分後のわし
朝、コーヒー淹れながらいつものようにチャート開いたら、
GBP/JPYがきれいに右上がりで、ロウソク足が100pipsぶっ刺さってたんよ。
…で、わしの履歴を見たらやな。
そこには、ちょこんと「+5pips」って文字。
「はい出ました〜、ビビり利確職人〜」って、
心の中の自分が拍手してくるわけよ。うるさいわ。
その5pipsを確定した瞬間のわしは、
「よし、朝から勝ちスタートや。今日は落ち着いていこう」
とか思ってたはずやのに、
100pips伸びきったチャートを見た途端、
胸の奥がじゅわ〜っと熱くなってくる。
「なんでや…なんで5で逃げたんや…」
で、その熱さを冷ますどころか、
さらに火に油を注ぐみたいに、
今度はゴールドのチャートをポチッと開くわけや。
「こいつで取り返したらええやん」
その結果は、まあ言うまでもなく。
ロンドン勢が目覚める前から、
わしの口座だけ一足先に焼け野原。
トレード日記に残ったのは、-15,000円という
きれいな数字だけやった。
-15,000円=パタヤ ゴーゴーバー何杯分やねん計算機
-15,000円。
普通に考えたらそこそこの額やけど、
わしの脳内計算機はすぐ「パタヤ換算モード」に切り替わる。
「これ、パタヤ ゴーゴーバーでテキーラ何杯分やねん…」
一杯だいたい、あの店なら○○バーツやったよな。
チップも入れて…とかやってるうちに、
「20杯、いや25杯はいけとったな…」っていう、
どうでもいい暗算だけはやたら冴えてくる。
テキーラ25杯あったら、
あの派手なネオンの下で、
お気に入りのダンサーに
「今日はテーブルごと面倒見たるわ」って
謎の太っ腹ごっこくらいは出来たはずや。
実際には、もう5年くらいパタヤなんか行けてへんのに、
頭の中ではいまだに、
ゴーゴーバーのステージとレーザーライトが
フルHDで再生される。
キンキンに冷えた店内の空気、
やたら大きい音の洋楽、
ちょっと甘ったるい酒の匂い。
その全部が、
「お前の-15,000円、
ここで楽しく溶かせたはずやのにな?」
って、ネオン色の悪魔みたいに囁いてくる。
実態としては、
MT4の画面の前でジャージ姿の中年が、
独りでマウスを握りしめていただけなんやけどな。
このギャップが一番キツい。
パタヤを神棚に祀りすぎて、チャートが神事になってもうた話
ここでようやく冷静なわしが出てくる。
「なあ、お前さ。何年同じことやってるん?」
GBP/JPYで5pipsだけ抜いて、
伸びた後にキレて、
別通貨(だいたいゴールド)で吹っ飛ぶ。
このコンボ、何回目やろな。
「しかも毎回、損失をパタヤ換算して、
“今日はテキーラ◯杯分が消えた”とか、
トレード日記に書いて悦に入ってる場合ちゃうやろ」
ほんまのところ、
わしはパタヤを聖地みたいに扱いすぎなんやと思う。
「いつかまた行く日のために」
って言いながら、
その“いつか”をエントリーで前借りしようとしてる。
口座が増えたら、
あのネオン街にもう一回帰れる気がしてまう。
減ったら減ったで、
「よっしゃ、これ取り返すまでがゲームや」
って、
なぜかステージ2が開放された感覚になってまう。
いやいや。
未知のボーナスステージちゃうねん。
ただの含み損ステージや。
埋めたいのは残高やなくて「行けなさ」の穴なんやろな
今日一番しんどかったのは、
-15,000円そのものやなくて、
「またやってもうた」っていう
自分への失望感やった。
利確を5pipsでビビって切ったのも、
そのあとカッとなってゴールド触ったのも、
冷静さより「行けなさ」のほうが
ハンドル握ってた気がする。
行けなくなって5年。
あの屋台の焼き飯も、
ウォーキングストリートの喧騒も、
サードロードの微妙な排気ガスの匂いでさえ、
全部まとめて“青春補正”がかかってる。
で、その「もう戻られへん感」を、
わしはチャートでごまかそうとしてるんやろな。
「このポジが伸びたら、パタヤ3泊分やな」
そう思った瞬間、
それはもう冷静なトレードやなくて、
“過去に会いに行くためのガチャ”になってる。
チャート見てるふりして、
本当は自尊心の穴とか、
行けなかった旅の穴とか、
いろんな「足りなかった何か」を
埋めようとしてるだけなんやろな、って
今日、ようやく認めざるを得んかった。
トレードの上達より先に、
「わしは何を埋めようとして
こんなにロットを上げてまうんや?」
ってところと向き合わなあかんのかもしれん。
ロンドン前にPC閉じる勇気も、パタヤへの片道切符かもしれん
というわけで、
今日はいつものパターンを
ちょっとだけ変えてみることにする。
まず、もうロンドンまでは触らん。
あの時間帯は、
わしのメンタルが一番ヘロヘロになってるのに、
なぜか一番“取り返したいモード”が
発動しやすい魔の時間やからな。
それから、ノートを一冊引っ張り出して、
「今日の-15,000円で
パタヤの何を失った気になってたか」
をちゃんと文字にして残しとく。
これはもう、
トレード日記っていうより
カウンセリングカルテみたいなもんやけど、
まあそれでもええやろ。
パタヤ ゴーゴーバーのネオンは、
画面の向こうでキラキラしとっても、
今のわしが守らなあかんのは、
口座と明日の弁当代や。
またいつか、
ちゃんと手元を増やして、
無理のない範囲で
あの街に遊びに行けたら、それで十分。
その日のための一歩として、
今日はロットも半分、
チャートもほどほどで切り上げる。
だから今日はロンドン前にPCを閉じて、ロット半分のまま早寝する。


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