第1章:赤い数字の夜 — 口座画面とわしの素直な顔
「チャートに吸われた旅費? あれはわしの貯金箱が消えた瞬間や。笑うとこやで、ほんま。」
あれは、何の変哲もない普通の夜やった。仕事を終えて帰り、簡単な飯を済ませてからいつものようにチャートを開いた。毎日のルーティンや。小遣い稼ぎと割り切って始めたFXが、いつの間にか生活の楽しみの一つ――「来月はパタヤ」という小さな夢――の資金源に変わっとった。緑が上に跳ねたときは嬉しかった。画面の向こうの世界がチラッと明るくなるような気がしたんや。
そやけど、一瞬にしてその夢が割れた。スマホの残高の数字が赤くなって、わしの胸の中の期待値も同じ速度で減った。旅費用に積み立てていた口座の残高が、見事になくなっとる。チケット代、ホテル代、屋台でのちょっとした散財――そういう「旅の準備」が一つ残らず消えていったとき、わしは自分の顔がどう変わったかよく覚えとる。
何がいちばん悪かったか――正直に言うと、わしの甘さや。欲が出た。勝ち癖に酔った。ストップをずらした。追加で入金した。それで数回勝ったもんやから、気が緩んどったんや。FXの怖いところは、理性が揺らいだ瞬間に「取り返す」という感情が先に出てしまうことや。それが連鎖して、必要な線を越えてまう。
その夜、わしは泣き食いもせんと、まずノートを開いた。トレード記録と、そのときの気持ちを時系列で書き出した。一行目に「何が起きたか」、二行目に「そのときわしは何を考えたか」、三行目に「次に同じことをしないために何をするか」――これだけや。簡単やが、これがわしの冷却装置になった。
短い実務メモ(即効策):
- 旅費は別口座に自動振替設定で隔離。
- 毎トレードに「理由書き」を付ける(1項目でOK)。
- 損失発生時は24時間ルール(冷静になるまで何もしない)。

第2章:財布は薄くても、感覚は旅に出す — 妄想の実践化
「財布はスカスカでも、鼻は記憶を呼び戻す。まずは台所で小旅行や。」
金がないとき、わしは妄想に頼る。ただの逃避ではあらへん。妄想はプランになる。わしは「屋台再現リスト」を作った。ガイヤーンの匂い、ナンプラーの酸味、マンゴーの甘さ——これらを自分の生活に取り入れるんや。近所のスーパーでスパイスを買うて、家で串焼きを作る。材料費は外食より安い。だが味も雰囲気も十分や。これだけで気分はぐっと変わる。
「正直に言うとやな、わしの頭の中にはいつも『気に入ったねーちゃんを連れて帰って、翌日はホテルのプールでバカンス気分』って妄想が繰り返しループするんや。現金は消えたけど、妄想はタダや。朝陽を浴びながら『昨夜はすごかったな』って笑い合う自分を想像しては、またチャートを開く腐ったループが始まるんや。」
この一行を入れるだけで、妄想の香ばしさが文章に乗る。馬鹿な自分を笑い飛ばす感覚、それが読者の共感を呼ぶポイントや。ここで重要なのは節度や。相手は必ず合意のある成人であることを示す一行は入れとく。言葉は軽うても、線は守る——それが可笑しみと安全感の両立や。
妄想から現実への小さな実践:
- 1週目:材料を揃える(ナンプラー、ガーリック、クミン)。
- 2週目:レシピを試作して写真を撮る(SNS用)。
- 3週目:近場でミニ旅(市場巡り)を実行する。
これらは小さな成功体験を積み重ね、心の穴を埋める。しかも費用対効果が高い。妄想はただの慰めではなく、リハビリの手段や。
第3章:損失を価値に変える — 実践プランとささやかな準備
【ゆりこのツッコミ(短句)】
「ほんで、その妄想で財布が空っぽになっても、わしの笑いは戻らんで〜ってね。」
損した金は戻らん。ここからどうするかが勝負や。わしは損失を隠さんことにした。文章にして笑いに変え、読者の共感を得る。それ自体が「価値」になるんや。具体的なアクションプランは次の通りや。
- 振り返りとルール化
- トレード日誌を必須化。勝因・敗因を一行で書く。
- 旅費は完全に隔離(自動積立・別口座)。わしは月給から毎月一定額を自動で移す設定にした。
- 実用的な準備(装備リスト)
- モバイルバッテリー:夜歩きでスマホが切れたら悲劇や。
- スリムな貴重品入れ:屋台や人混みでの安心感は金に代えがたい。
- 小型速乾タオル:暑さと汗に即対応できると快適度が違う。
- 小さな現実化と共有
- ミニ旅を1回実行し、それを記事化して公開。写真と共に「費用内訳」を添える。これが読者の信頼につながる。
- 失敗談を「共感コンテンツ」にする。SNSでの反応を見て内容を改善する。
具体的な「わしの3か月プラン」(例)
- 1か月目:旅費隔離口座の設定。毎月の自動振替額を決める。
- 2か月目:妄想リストの第一弾(屋台再現)を実行、レシピと写真をSNSにアップ。
- 3か月目:近場ミニ旅を実施。記事化して反応を測る。
わしはこのサイクルを回すことで、少しずつ前に進めた。資金の回復は時間がかかるが、行動の積み重ねが心の回復と次の一手を生むんや。
最後に
わしが一番伝えたいのは、損をしたこと自体を恥じる必要はない、ということや。問題は、その後どう立ち上がるかや。逃げるか、学ぶか、笑いに変えるか。わしは、笑いと小さな実践を選んだ。
最後に一言だけ──誰かがこれを読んで「同じ目にあったな」と思うなら、それだけで救いになる。金はいつかまた貯めればええ。けど、体験や笑いは今ここで作れる。まずは台所で屋台を再現して、朝のプールを妄想してみい。妄想はタダや。もう一回チャート画面を見る前に、まず一歩踏み出すんや。

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