正直、FXは何度もあきらめかけた。
裁量で熱くなり、取り返そうとして、何度も崩れてきた。
勝てない理由を「手法が悪い」「相場が悪い」と片づけたくなることもある。
でも、よく考えると一番危なかったのは、負けを認められずに、裁量でなんとか勝ちに変えようとする自分だった。
だから、もう一度ローソク足と四本値から学び直すことにした。
勝ち方を語れる自分ではない。
まずは、自分がどう崩れてきたのかを見直しながら、トレードを立て直す過程を記録していきたい。
FXで何度も崩れてきた原因を見直す
FXを始めてから、何度も同じような失敗をしてきた。
伸びると思って入る。
途中で怖くなって降りる。
その後に思った方向へ伸びる。
悔しくなって、もう一度入り直す。
そして、結局負ける。
この流れを何度もやってきた。
頭では、勝ち負けよりもリスクリワードが大事だと分かっている。
エントリーする前に、どこで損切りして、どこまで伸ばすのかを考えるべきだということも分かっている。
でも、実際にポジションを持つと、目の前の含み益や含み損に反応してしまう。
少し逆行すれば怖くなる。
少し伸びれば、今度は利確したくなる。
負ければ取り返したくなる。
結局、相場を見ているようで、自分の感情ばかり見ていたのかもしれない。
損切りできず、小さな負けで終われなかった
一番よくある崩れ方は、小さな負けで終われないことだった。
本来なら、そこで切れば終わり。
最初に決めた損切りで終われば、ただの必要経費で済む。
でも実際には、
「ここで切ったら損だけが残る」
「もう少し待てば戻るかもしれない」
「ここで入り直せば取り返せるかもしれない」
そんなことを考えてしまう。
そして、損切りを少しずらす。
もう一回だけと入り直す。
ロットを上げて、無理やり勝ちに変えようとする。
その瞬間は、本気で立て直そうとしているつもりだった。
でも、あとから見れば、ただルールから外れているだけだった。
最初の負けは小さかったはずなのに、気づけば大きな負けになっている。
何度も同じことをしてきた。
勝てない理由は、エントリーだけではなかった。
負けた後の自分の扱い方にも、かなり問題があった。
「上がりそう」「入りたい」はエントリー根拠ではなかった
チャートを見ていると、どうしても感覚が先に出る。
「上がりそう」
「そろそろ反発しそう」
「ここで入らないと置いていかれそう」
その場では、本気で根拠があるように感じている。
でも、あとから見返すと、ただ入りたかっただけだったりする。
焦りや期待や不安が、根拠っぽく見えていただけだった。
これが一番まずかった。
トレードで大事なのは、上がりそうかどうかではなく、なぜ上がると思ったのかを説明できることだと思う。
なぜ、そのローソク足に反応したのか。
なぜ、その位置で買いが入ると思ったのか。
なぜ、そこで損切りを置くのか。
なぜ、そのリスクリワードで入るのか。
これを言葉にできないまま入ると、負けたあとに検証できない。
勝ったとしても、なぜ勝てたのか分からない。
負けたとしても、何を直せばいいのか分からない。
つまり、改善できない。
負けを取り返そうとする感情トレードの癖
自分の場合、特に危ないのは負けたあとだった。
損切りすべき場面で、まだいけると思ってしまう。
本当は負けを認める場面なのに、裁量でなんとか勝ちに変えようとする。
ナンピンしたり、損切りをずらしたり、無理に再エントリーしたりする。
その瞬間は、本気で勝ちにいっているつもりだった。
でも、あとから見れば、ただルールから外れているだけだった。
負けを認められない。
負けを必要経費として受け入れられない。
負けた事実を、裁量でねじ伏せようとしてしまう。
これをやっている限り、安定するわけがない。
勝つことよりも先に、負けを負けとして切れるようになる必要がある。
その当たり前のことが、実際のトレードでは本当に難しい。
裁量トレードが悪いのではなく、判断基準が曖昧だった
ここで勘違いしたくないのは、裁量トレードそのものが悪いわけではないということだ。
裁量で勝っている人もいる。
相場の流れや値動きを見ながら、柔軟に判断できる人もいる。
問題は、自分の場合、その裁量がかなり曖昧だったことだと思う。
入る理由が曖昧。
降りる理由が曖昧。
損切りする理由も曖昧。
伸ばす理由も曖昧。
曖昧な裁量は、ほとんど感情と変わらない。
だから、自分にはまず、判断するための土台が必要だった。
何を見ているのか。
どこを根拠にしているのか。
どの条件なら入るのか。
どの条件なら見送るのか。
このあたりを、もう一度かなり基本から作り直す必要があると感じている。
新しい手法探しではなく、ローソク足と四本値に戻る理由
負けるたびに、新しい手法を探したくなる。
もっと精度の高いインジケーターがあるのではないか。
もっと分かりやすいルールがあるのではないか。
もっと簡単に勝てる方法があるのではないか。
そう考えて、いろいろ見てきた。
でも、結局のところ、自分は「なぜそこで買うのか」「なぜそこで売るのか」を説明できないまま、別の道具に逃げていただけだったのかもしれない。
インジケーターや手法を増やす前に、まず値動きそのものを見直したかった。
ローソク足は、その時間帯で実際に起きた値動きの記録だ。
四本値は、その値動きをかなりシンプルに残している。
始値。
高値。
安値。
終値。
どこから始まって、どこまで買われたのか。
どこまで売られたのか。
最終的にどこで終わったのか。
この基本を見ないまま、「上がりそう」「反発しそう」と感じて入っても、結局また同じ失敗をする気がしている。
だから今回は、できるだけ値動きの基本に戻る。
ローソク足と四本値を見て、まずは自分の判断を言葉にするところからやり直したい。
ローソク足と四本値から値動きを学び直す
ローソク足は、なんとなく見ているようで、ちゃんと見えていないことが多い。
陽線だから強い。
陰線だから弱い。
ヒゲが出たから反発。
そういう見方だけなら、自分でもしてきた。
でも、本当に見るべきなのは、そのローソク足の中で何が起きたのかだと思う。
どこで買われたのか。
どこで売られたのか。
どこで戻されたのか。
どこで終わったのか。
たとえば、長い下ヒゲが出た時に、ただ「反発した」と見るのではなく、どこまで売られて、どこで買い戻され、最後にどこで終わったのかを見る。
そこまで言葉にできて、初めてローソク足を見たと言えるのかもしれない。
自分はこれまで、ローソク足を見ているつもりで、実際には「反発しそう」「強そう」という印象だけで判断していた気がする。
そこを言葉にできれば、少なくとも「なんとなく入りたい」よりは、判断の質が変わるはずだ。
もちろん、ローソク足や四本値を見れば必ず勝てるという話ではない。
そんな簡単なものではないと思う。
ただ、自分の場合、まずはここに戻る必要がある。
感覚で入る前に、ローソク足を見て、四本値を見て、なぜそう判断したのかを言葉にする。
その練習をしないまま、手法だけ追いかけても、また同じところで崩れる気がしている。
エントリー前に判断根拠を記録する
これからは、エントリー前に少なくとも次のことを確認していきたい。
・どのローソク足に反応したのか
・四本値のどこを根拠にしたのか
・どこで損切りするのか
・どこまで伸ばす想定なのか
・そのリスクリワードで入る意味があるのか
毎回完璧にできるとは思っていない。
たぶん、また忘れる。
また焦る。
また入りたくなる。
それでも、何も記録しないまま感覚で入るよりはいい。
まずは「なんとなく入った」を減らすこと。
そして、負けたあとに検証できる形を残すこと。
勝つか負けるか以前に、自分の判断をあとから見直せる状態にしたい。
勝ち方より、FXを立て直す過程を記録する
今の自分は、勝ち方を語れる立場ではない。
むしろ、何度も崩れてきた側の人間だ。
だからこそ、これから書くべきなのは、勝てる手法の解説ではなく、立て直す過程だと思っている。
どこで感情が出るのか。
どこでルールから外れるのか。
どこでリスクリワードを無視してしまうのか。
どこで「入りたい」が根拠にすり替わるのか。
そういう自分の崩れ方を、ひとつずつ見直していきたい。
トレードは、チャートだけを見ているようで、実際にはかなり自分自身も見せられる。
焦り、不安、期待、欲、後悔。
全部出る。
だからこそ、まずは自分がどう崩れるのかを知ることから始める。
ローソク足と四本値を見直すのは、勝ち方をすぐに手に入れるためではない。
自分の判断を、もう一度言葉にできる形へ戻すためだ。
FXで何度も崩れてきた。
だから、もう一度かなり基本から学び直す。
まずはそこから始めてみる。


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